理学療法士として働く

目の前の患者さまの
人生にまで向き合いたいから。

田中 慈仁

おうちにかえろう。病院
理学療法士 / 26歳 / 群馬県出身

Q1.これまでのキャリアについて教えて下さい。

田中 慈仁

幼い頃の私は、一言で言うと好奇心旺盛な子供でした。自分で前髪を切ってみたり、家を抜け出しては近所の犬の散歩についていったり(笑)親には多少の心配をかけたかもしれませんが、それでものびのびと、自由な幼少期を過ごしたと思っています。
学校に通うようになってからは、どちらかというと内向的で慎重なタイプになっていくのですが、一貫してスポーツが好きで、学生時代はソフトボールに打ち込みました。

「リハビリテーション」という分野に興味を持ったのは、何気なく将来について話していた時に母から「もしかするとあなたはリハビリ職に向いているんじゃない?」と言われ興味を持ったことに加え、ソフトボールの練習で走りすぎた事による骨折の経験も1つのきっかけになったと思っています。その経験を通して筋肉や筋、骨格に興味を持ち、高校卒業後は愛知県にあるリハビリテーション専門学校に進学しました。

卒業後は、そのまま学校の系列病院である回復期病院へ入職し、理学療法士としての第一歩を踏み出します。この病院では、回復期の患者さまに向けたリハビリテーションの他、重症心身障害の患者さまへのサポートも経験させていただいたのですが、寝たきりの患者さまであっても目の動きや呼吸の仕方、ご家族が来たときの反応など沢山の学びがあり、やがて「もっと目の前の患者さまのことを知りたい!身体よりも心の面までしっかり向き合いたい!」と思うようになりました。

入職4年目になる頃には、「もっと成長したい!」という思いに留まらず、「理学療法士以外の道も見てみたい!」という持ち前の好奇心が炸裂(笑)
「理学療法士」という仕事に拘らず、少し興味のあったパティシエなど、柔軟なキャリアを考えながら転職活動をはじめました。

Q2.TEAM BLUE 入職のきっかけについて教えて下さい。

田中 慈仁

転職活動を始めるとすぐにコロナ禍となり、パティシエの未経験求人はない状況。  結果的にはやはり、資格と経験を持つリハビリ職へと関心もシフトしていきました。
リハビリと一言で言ってもさまざまな分野がある中で、転職エージェントさんに相談しながら色々とご紹介いただく中で、「おうちにかえろう。病院」の存在を知りました。

同じ時期にご紹介をいただいていた、いくつかの医療機関と比べても、この病院は良い意味で雰囲気が全く違いました。それは建物という話だけではなく、ここで働く全ての人達がチームとなって、患者さま一人ひとりの人生や物語を大事にしていることが肌で伝わってきたんです。採用プロセスの中で、在宅医療チームとともに患者さまのご自宅へ一緒に伺う「診療同行」というものがあるのですが、そこでドクターと在宅医療PAが対等に会話している姿にも衝撃を受けました。こんな景色は一般的な病院ではまず見られません。ここでなら私も「理学療法士」としてじゃなく、一人の人間として患者さまに向き合う事ができると確信し、入職しました。

Q3.現在の仕事内容について教えて下さい。

田中 慈仁

「おうちにかえろう。病院」のリハビリチームに所属し、理学療法士として「患者さまのこれから」に向けてサポートしています。

TEAM BLUEのリハビリ支援は、まずその患者さまやそのご家族さまの人生の物語を理解することからはじまるので、丁寧に対話を重ねながらすすめていきます。

"目の前の患者さまは何を大事にしてきたのか、その人らしさとは何か?"を日々探すことは、当然簡単ではありません。ですのでリハビリチームのみならず、他職種のスタッフとも話し合い、時に悩みながら、患者さまが「おうちに帰る」ための退院支援を行なっています。

1日のスケジュール例

  • 08:30
    出勤、チーム朝礼
  • 08:40
    病棟朝礼の後、患者さまへ挨拶
  • 09:00
    リハビリ介入開始
  • 12:15
    PT(理学療法士)ミーティング
  • 12:30
    お昼休憩
  • 13:30
    リハビリ介入
  • 14:30
    病棟カンファレンス
  • 15:00
    リハビリ介入
  • 17:15
    チーム 夕礼
  • 17:30
    退勤

Q4.TEAM BLUEの、他の医療機関との違いは何だと思いますか?

田中 慈仁

一番象徴的なのはやはりドクターとの距離が近く、なんでも相談しやすい雰囲気の中で仕事ができることだと思います。もちろんドクターだけではなく、看護師や歯科チーム、在宅医療PAやバックオフィスのメンバーなど、TEAM BLUEに所属する人は皆、患者さまやそのご家族の人生の物語や価値観を理解しようと務め、そこを一番大事にしながら関わっていくという目標に対して、ズレが無い環境であることだと思います。

またTB会(TEAM BLUEスタッフが横断的に集まり、さまざまなディスカッションや、このチームの向かう先を共通認識したりすることを目的とした会)という機会を通して、仲間どうしが互いをより理解し、話し合う場を積極的に設けてもらえる事も、この規模の他の医療機関では、なかなか無いのではないかと思います。

Q5.今後の目標について教えてください。

  • 仕事の目標

    他の新しいことにも挑戦してみたいです。(まだ未定です)。
    現在、自分のやりたいことを探し中です。TBで働いていたら何か見つかるかも!?と思っています。

  • プライベートの目標

    趣味を広げたいと思っているのですが、まずは47都道府県を旅行すること。
    あとはサボテンを枯らさずに育てることです。

大切なもの

  • 友達からもらった手紙

    友達からもらった手紙

    中学の卒業時に友達からもらったものですが、ギャグセンスが高い内容で(笑)どんな時に読んでも元気になれます。

  • トナカイの着ぐるみ

    トナカイの着ぐるみ

    専門学校時代に同級生から譲り受けたものなのですが、今でも病院のクリスマス会などで、活躍しています。

田中 慈仁

田中 慈仁

おうちにかえろう。病院
理学療法士 / 26歳 / 群馬県出身

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