医師として働く

妊娠中も、子育て中も、
医師として確かな居場所があるのはこのチームだから。

Q1.これまでのキャリアについて教えて下さい。

高祖 麻美

最初の大学受験は、医学部ではなく看護学部。そもそも私は最初、看護師を目指していたんです。看護学を学ぶ中で出会った、がん終末期の患者さまを通して、今後自分が携わりたいのは、在宅医療や看取りなんだと一念発起。改めて医学部を受験し、再入学しました。

医学部での学びを通して、在宅で診る患者さまの急変にもしっかり対応する力が必要だと思い至り、救急科を専攻。その後、救急医として救急外来での勤務も経験しました。救急科医として働く日々の中でも、変わらず在宅医療をやりたいと思ってはいたのですが「本当にやりたいのかな?やったことがないのにできるの?」という迷いも持ち続けてもいたんです。でも「悩むぐらいなら、やってみよう!」と一念発起。やまと診療所に入職しました。

Q2.TEAM BLUE 入職のきっかけについて教えて下さい。

高祖 麻美

インターネットの検索で、「緩和ケア」「在宅」などのキーワードで調べ、いろいろな診療所を調べる中で、「やまと診療所」の存在を知りました。普通の病院や診療所とは全く違うホームページを見て「こんな診療所があるのか!」と衝撃を受け、応募しました。

TEAM BLUEの採用プロセスの中に、「在宅診療同行」と「院長面接」があります。私が選考を受けた際、診療同行は無事に終わったのですが、次の院長面接に向かう電車がまさかの人身事故でストップ。更にはタクシーも長蛇の列で、立ち往生してしまいました。その時、なんと安井先生自らが車を運転して駅まで迎えにきてくれて、そのまま車で面接がはじまりました(笑)最初は院長(当時)だと知らないまま会話をしていましたが、方向性で悩んでいた私の迷いを断ち切るような問いをくれた対話の時間は、今でも鮮明に覚えています。

Q3.現在の仕事内容について教えて下さい。

高祖 麻美

週2日は、やまと診療所の板橋西エリアでの在宅診療を担当。週1回は、「おうちにかえろう。病院」に勤務しています。子供との時間をしっかりと持つために、現在は週3日勤務をしています。

1日のスケジュール例

  • 08:50
    出勤
  • 09:00
    カンファレンス夜間待機患者の申し送り、新規患者・連絡事項の共有。
  • 09:30
    午前診療
  • 12:00
    お昼休憩
  • 13:00
    午後診察
  • 15:30
    帰宅

Q4.TEAM BLUEの、他の医療機関との違いは何だと思いますか?

高祖 麻美

私は産休・育休を取得したのですが、当時この組織が一気にTEAM BLUEとして勢いづくタイミングだったので、1年間のブランクの後いざ復職する時は、正直お休みをいただく前のように働けるか、雰囲気が変わっていないかなど不安があったのも事実です。ですが、実際復帰してみると、意外とすんなり戻ることができて(笑)

復職した当日すぐ診療に向かったのですが 、診療面では在宅医療PAが病状のみならず、ご家族の状況まで細かく把握されているので、安心して診療にあたることができました。これも、職種を横断したチーム医療がしっかりと実装されているからだと、改めて思います。

また、子供がまだ小さいので、急に熱を出した時など保育園から呼ばれることもあります。そんな時でも、皆さん誰一人嫌な顔をせず、「お子さん優先で!」と声をかけてくれる。このチームは、この先も多様な人生を受け入れていく事を前提に考えられているんだと実感するとともに、医師としては、とても恵まれた環境で勤務させてもらっていると思っています。もし迷っているなら、まず応募することをおすすめします(笑)やりたい事がある人はもちろん、やりたいことがまだ見つからない人も、ここでなら探せると思います。やりたい事を否定せず、応援してくれるチームですし、ドクターや看護師、在宅医療PAなどスタッフの経歴も多種多様で、日々刺激をいただいています。

Q5.今後の目標について教えてください。

  • 仕事の目標

    バックグラウンドである救急医療と在宅医療をいつか繋いでいけるように、引き続き経験を積んでいきたいと考えています。

  • プライベートの目標

    家族の時間を大切にしていきたい。
    目標として書いているものの、勤務時間について柔軟に対応していただいているので、実はすでに実現できていると思っている。
    当院は、子育て中の人に対してとても優しいので、同じ様な子育て世代のドクターには本当におすすめです!

大切なもの

  • 患者さまや、患者さまのご家族からいただいた手紙

    患者さまや、患者さまのご家族からいただいた手紙

    担当した患者さまとの写真や、いただいた手紙は時々読み返したりして元気をもらっています。

  • カメラ

    カメラ

    家族で旅行に行く時は必ず写真を撮ります。家族全員写真は、一番の宝物です。

その他のインタビュー