おうちにかえろう。病院
「看護助手」の名称が、生まれ変わりました。
新しい名称に
生まれ変わった
背景をご紹介します。
みなさんこんにちは!TEAM BLUE本部・広報のINFOチームです。
いつもTEAM BLUE採用サイトのコラムをご覧くださりありがとうございます。
今回は「おうちにかえろう。病院」で生まれた、とあるプロジェクトをご紹介します。
その名も、「看護助手 魅力UPプロジェクト」
このプロジェクトをきっかけに、「おうちにかえろう。病院」では、看護助手の名称が「ライフケアスタッフ」へと生まれ変わりました。
本コラムでは、その新しい名称に込めた想いや、誕生までの背景についてご紹介します。
ぜひ、最後までご覧ください。
「おうちにかえろう。病院」で働く看護助手
東京都板橋区にある「おうちにかえろう。病院」には、約30名の看護助手が働いており、患者さんの食事や入浴、移動のお手伝いや、看護師のサポート業務を行っています。
患者さんの身体に触れる機会の多い看護助手たちが、仕事をするうえで大切にしていることは、患者さんが心の中で感じている想いに寄り添うこと。
・目の前の患者さんは、これまでどんな人生を歩んできたのか
・どんな想いを大切にされているのか
そうした想いを持ちながらケアにあたると、想いが通じた患者さんがふと本音をこぼしてくれることもあります。
患者さんが、そっと伝えてくれた本音を看護師やリハビリスタッフたちと相談し合いながら「この方によって、一番良いケアってなんだろう?」と一緒に考えることも。
看護助手の仕事は、患者さんの想いをつなぐ大切な役割も果たしています。

「看護助手 魅力UPプロジェクト」
このプロジェクトは、「おうちにかえろう。病院」の開院から4年が経ち、看護助手の数が増えてきたなかで、
・この病院における看護助手の役割とは何か?
・より良くしていくためには、何ができるのか?
そんな問いを出発点に、今後のあり方を考えるきっかけとして立ち上がりました。
約9か月にわたって行われた院内プロジェクトでは、
・看護助手として、どうありたいか
・患者さんらしさとは何か
・寄り添うケアとはどういうものか
そんな問いを自分たちで立てながら、一人ひとりの想いを言葉にし、チーム全体で目線をそろえていきました。
そこから生まれたスローガンが、
「主役は”相手” 私たちは”相手”と共にある人でありたい」です。

スローガンに込められた想い
「主役は”相手” 私たちは”相手”と共にある人でありたい」
「相手」とは、患者さんやそのご家族。そして一緒に働く仲間。
「共にある」とは、誰かのために「良かれと思ってやる」のではなく、相手の声に耳を傾けながら、共に考え、共につくっていくこと。
そんな決意がこのスローガンには込められています。
このスローガンを言葉にしていく過程で「おうちにかえろう。病院」の看護助手の立ち位置を振り返ってみると、大きな変化が起きていたことに気が付きました。
開院当初は看護師やリハビリスタッフのサポート役として関わっていましたが、今では、看護師やリハスタッフと意見を交わしながら病棟の運営に関わり、患者さん一人ひとりに向き合ったケアを、自分たちの手で行っています。
「看護助手さんがいないと、ケアが終わらない」そんな声をいただくことも。
そこで、「看護助手」という名前にとらわれず、
もっと‟ケアといえば〇〇だよね!″と、
私たちらしさが伝わる名前に変えてもいいのではないか。
そんな声があがるようになりました。

「看護助手」から「ライフケアスタッフ」に。
名称変更には、長い時間を費やしながらプロジェクトメンバーで話し合いました。
たくさん出たアイディアの中から生まれた名称が「ライフケアスタッフ」です。
私たちが提供できているものは何だろう?
どんな場面で力を発揮できているのか?
そんな問いを重ねるなかで、
「やっぱり“ケア”という言葉は外せないよね」という共通の想いが見えてきました。
患者さんにとって、ただケアをする人ではなく、
“気軽に話せて、ちょっとわがままも言える”ような、そんな身近な存在でありたい。
その願いも、この言葉に込められています。
それから、看護助手がケアできていることは「三大介助」だけなんだろうか?
患者さんとの会話を通じて、 安心感や信頼感を届けているのではないか。
患者さんが「おうちにかえろう。病院」に入院されるまでの経緯や過去のお話だけでなく「退院後はどうしていきたいか」といった、退院後の生活という未来を見据えてサポートしているのではないか。
そんな気づきから、暮らしを意味する“ライフ”という言葉が選ばれました。
この2つの言葉を組み合わせて生まれた名称が「ライフケアスタッフ」です。

ライフケアスタッフの存在
新たに名称が生まれ変わったライフケアスタッフの存在は、
患者さんへのケアを通じて心と体に触れてその時間を日常に戻す人。
ライフケアスタッフには、看護師やリハビリスタッフのような資格は必要ありません。だからこそ、患者さんやご家族にとっては“ちょっと身近な存在”として感じてもらえるのかもしれません。
入院生活では、いつも通りにできないことが増えて、不安になったり、悲しい気持ちになることもあると思います。それでも、「これでもいいんだ」って思えるような、そんな穏やかな日常を取り戻してもらいたい。
ライフケアスタッフ一人ひとりの心には、
患者さんとご家族に寄り添いたいという想いが宿っています。
これからも「おうちにかえろう。病院」で働くライフケアスタッフたちは、ケアを通じて心と身体にそっと寄り添いながら、 患者さん、そしてご家族の暮らしを支えていく存在として歩んでいきます。
いかがでしたか?
今回のコラムでは「おうちにかえろう。病院」で生まれた「看護助手 魅力upプロジェクト」の想いをお届けしました。
TEAM BLUEでは病院見学やカジュアル面談を行っております。
ぜひ「おうちにかえろう。病院」の雰囲気を知りに来てみてくださいね!