TEAM BLUE(チームブルー)

病い、老い、死、
人にはいつか自分では
どうしようもないものが
必ずやってくる。

人はそれと向き合う。
自分の生き方、
自分らしさを考える。
その中で誰かが自分を想ってくれていることの温かさに気づく。
命の有難さに気づく。

大切な人たちへ想いを伝えたくなる。
自分の命の使い方を真剣に考える。
話したり、書いたり、抱きしめたり、笑いかけたりする。

「自分らしく」生きるってそういうことではないだろうか。

その想いを受け取ることができた時、家族は気づく、友人は気づく。
今までその人と一緒に過ごしてきた時間がいかに大切で、
有難いものであったかを。
思い出の温かさとこれからの限られた時間を想い、涙を流す。
お互いを想う気持ちが通いあう中で、穏やかな最期の時間が流れる。


このような時間を
「温かい死」と呼んでいる。
私達はそのお手伝いをするチームだ。

死は確かに辛い。
しかし今のように目を背けていて
いいのだろうか。

「温かい死」を通して「人が人を想う」気持ちが受け継がれることを
私達は知っている。
「人が人を想う」気持ちは
子供にも、孫にも伝わる。

「温かい死」が増えれば、
「人を想う人」が増える。
世界は人でできている。
「人を想う人」が増えると、
世界がやさしく、強く、自由になる。

私達は死を支える医療チームだ。
死を通じて「自分らしく生きる喜び」と「人が人を想う温かさ」を伝えたい。
「人が人を想う」気持ちを大切にできる世界を作りたい。
そしてそれを子供たちにつないでいきたい。

代表 安井佑